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ノルウェイの森(上) 

ノルウェイの森(上)ノルウェイの森(上)
村上 春樹 (1987/09/10)
講談社

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彼女の求めているのは僕の腕ではなく“誰か”の腕なのだ。
彼女の求めているのは僕の温もりではなく“誰か”の温もりなのだ。
僕が僕自身であることで、僕はなんだかうしろめたいような気持になった。

(本文より)



1年の内、何度か読み返してしまう『ノルウェイの森』
そんな不思議な魅力がある本。

静かに時は流れていくが、「僕」や直子の心は激しく動く。
どこにも行き着きそうにもない、不安定な恋愛。
それでも、「僕」も直子も出来うる限りのことをしようとした。
そこに、緑という女の子登場する。
少し変わっているが、とても魅力的な女の子だ。

直子と緑の間で、「僕」は揺れ動く。
どちらにも同じように惹かれているのだが、その感情の質が違うのだ。

ところが、直子が突然「僕」の前から姿を消す。
そこから「僕」の恋愛の物語は思いもよらない方向へと進んでいく。


物語の背景には、一貫して『死』が含まれている。
だが、死を物語の飾り付けとして描いているのではない。
悲壮、悲哀、理不尽さ、喪失を、とても強く感じる。
だからこそ、「僕」が“生きる”ということを選択した姿が強調されるんだがね。
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