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映画篇 

映画篇映画篇
金城 一紀 (2007/07/30)
集英社

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「君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきちんと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。そうすると、君はその人が自分の思っていたよりも単純ではないことに気づく。極端なことを言えば、君はその人のことを実は何も知っていなかったのを思い知る。そこに至って、普段は軽く受け流していた言動でも、きちんと意味を考えざるを得なくなる。この人の本当に言いたいことはなんだろう? この人はなんでこんな考え方をするんだろう? ってね。難しくても決して投げ出さずにそれらの答えを出し続ける限り、君は次々に新しい問いを発するその人から目が離せなくなっていって、前よりもどんどん好きになっていく。と同時に、君は多くのものを与えられている。たとえ、必死で出したすべての答えが間違っていたとしてもね」

(「愛の泉」より)



金城一紀の短編集。
同じ舞台、同じ時間軸での物語が5編収録。

特に、琴線に触れたのが『愛の泉』だ。
丁度、彼女と別れた時に読んだから、余計にグッときたね。
教授の台詞(=引用文)に、これからの自分の恋愛に確実に影響を与えた。
…まぁ、結構当然の事なのかもしれないけどw

金城一紀に登場する女性は強い。
その強い女性が、この短編集でもたくさん登場する。
肉体的にも精神的にも強い女性は、本当に格好良いんだよなぁ。
こういう格好良い女性と知り合いたいねww

あー、金城一紀の新作が読みたい。
早く出版(っつーか、執筆してるのか?)されないかな。


<収録>
「太陽がいっぱい」
「ドラゴン怒りの鉄拳」
「恋のためらい/フランキーとジョニー もしくは トゥルー・ロマンス」
「ペイルライダー」
「愛の泉」
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EDIT  |  11:40 |  金城一紀  | Top↑

対話篇 

対話篇対話篇
金城 一紀 (2008/06/30)
新潮社

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僕には誰かを殺す力はない。
でも――。
僕はいま、はっきりと思う。
いつか、僕は大切な人に出会うだろう。そして、その人を生かし続けるために、その手を決して離しはしない。そう、たとえ、ライオンが襲いかかってきたとしても。

(「恋愛小説」より)



友人が絶賛していたのにも納得。

金城一紀の小説を読むと、いつもこう思う。
“変化すること、自分の枠から抜け出すこと、それはとても難しい”と。
この『対話篇』という小説でも、テーマとして根底に流れている。

『対話篇』には3つの短編が収録されている。
どれも“恋愛”について描いているが、どの短編にも、
好きな人の手を離さないということの困難さ(=愛し続けることの困難さ)を一貫して描いている。
恋愛は成立させることよりも、それを持続させることの方がずっと難しい。
誰かを殺すことよりも、生かし続けることの方がずっと難しい。
だからこそ、そこに幸福を見るんだけど。

“死”をスパイスに“生”を輝かせる手法は嫌いなんだけど、
金城一紀が手がけると、ここまでのパワーを出せるんだな。
暖かさ、切なさ、悲しさ、理不尽さ、落胆、諦観、希望、絶望がありありと伝わる。

やはり、金城一紀に外れ無し。


<収録>
・恋愛小説
・永遠の円環
・花
EDIT  |  20:24 |  金城一紀  | Top↑

SPEED 

SPEEDSPEED
金城 一紀 (2005/07/01)
角川書店

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「悪くないよ。タイミングとスピードもよかった。
でも、こっちの世界まではこぶし二つ分ぐらい足りなかったな」
「……どうして?」
「誰でも初めはそうだよ。自分で思ってるより、自分の世界を脱け出るのは大変なんだ」

(本文より)



ザ・ゾンビーズシリーズ、第三弾。
前作は「おっさん」、今作は「女子高生」が主人公。
前作のような汗臭い(褒め言葉)爽快感ではなく、今作は疾走感のある爽快感。

相変わらず、ザ・ゾンビーズのメンバーは格好良い。
彼らと接する中で、主人公・佳奈子は自分の世界を広げていく。
また、金城一紀が書く、女の子の「弱さ」のようなモノも新鮮。

今回の敵は、ザ・ゾンビーズにとっても敵だよなぁ。
仲間の敵は敵、という意味だけでなく、
あいつが言った「世界」を変えたいが為に、ザ・ゾンビーズは結成されたし。


“拳二つ分”の距離。
少しの距離だが、それを越えることが如何に難しいか…。
自分の中にある、「飢え」のような感覚を相変わらず刺激されるわ。
ほんと、金城一紀は良い作品を書く。
EDIT  |  22:44 |  金城一紀  | Top↑

フライ,ダディ,フライ 

フライ,ダディ,フライ フライ,ダディ,フライ
金城 一紀 (2003/02)
講談社

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私は両腕を羽のように水平に伸ばした。
そして、ゆっくりと振り下ろした――。

(本文より)



飛べ!

ザ・ゾンビーズシリーズ、第2弾。
今回は、【鈴木一】というオッサンが主人公。
オッサンの娘が【石原】というDQNに殴られ、
オッサンはその石原を倒すため、ザ・ゾンビーズの力を借りる。

オッサンが鍛えるシーンは良い。
一応、ジムに通っている身。苦しさは嫌という程分かる。
だが、少しずつ進歩が見えるとやる気も上がるんだよなぁ。
数字的なものが目に見えたり、身体つきが変わってきたりとかで。

オッサンが「バス」に勝つシーン。
オッサンの奥さんが、オッサンがトレーニングしていたことに気付いていたと告白するシーン。
この2つのシーンで、うるっときた。
オッサン、あんたはよくやったよ。

今のあんたなら飛べるぞ、オッサン!
EDIT  |  10:21 |  金城一紀  | Top↑

レヴォリューションNo.3 

レヴォリューション No.3 レヴォリューション No.3
金城 一紀 (2005/04/28)
角川書店

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「君たち、世界を変えてみたくはないか?」

(「レヴォリューションNo.3」より)



<収録>
「レヴォリューションNo.3」
「ラン、ボーイズ、ラン」
「異教徒たちの踊り」

ザ・ゾンビーズ万歳!

金城一紀の『GO』という作品が大好き(漫画版も持ってる。映画版は微妙)なんだけど、
『GO』以外は文庫化されていないので読んでなかった。
しかし、この前古本屋で3冊見付けたので、思わず買ってしまった。
うん、新品で買っても全く損は無い。むしろ、今まで買わなかったのが悔やまれる。

魅力的なキャラクター、熱い展開、笑える描写、目頭が熱くなる行動。
読み進めても、全くパワーダウンしないまま締める。
“青春”って、こういうことを言うんだ!と思わせる。

ああ、ザ・ゾンビーズのような仲間が欲しいなぁ。
EDIT  |  18:46 |  金城一紀  | Top↑
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