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宵山万華鏡 

宵山万華鏡
森見 登美彦 (2009/07/03)
集英社

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今でははっきりと分かることだが、俺は乙川を羨ましく思っていた。
クラスから孤立するわけでもなく、かといって人気者であるわけでもなく、つねに横道に身をひそめ、あれこれ工夫を凝らして妙ないたずらに耽っている。自分という存在を吹聴する必要も感じていない。好きにやれればそれでいい。「つくづく自分に満足している」という感じがした。彼と喋っていると、軽い風がつねに吹いているような気がしたものだ。それは彼の頭に開いた天窓から吹きこむ風だ。自分のまわりにからみついているうっとうしいものが気球のように浮かび上がって、すうっと高い空へ吹き飛ばされていく。

(「宵山金魚」より)



<収録>
「宵山姉妹」
「宵山金魚」
「宵山劇場」
「宵山回廊」
「宵山迷宮」
「宵山万華鏡」
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EDIT  |  15:41 |  その他(活字)  | Top↑

夜は短し歩けよ乙女 

夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦 (2006/11/29)
角川書店

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李白さんは莞爾と笑い、小さく一言囁きました。
「夜は短し、歩けよ乙女」

(第一章「夜は短し歩けよ乙女」より)



<収録>
「夜は短し歩けよ乙女」
「深海魚たち」
「御都合主義者かく語りき」
「魔風邪恋風邪」
EDIT  |  21:38 |  その他(活字)  | Top↑

蠱猫 

蠱猫蠱猫
化野 燐 (2008/03/14)
講談社

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猫は風のようにしなやかで、夜のように残虐でもあった。
美的感動とも、畏怖ともつかない妙な感情に支配され、ぼくは戦慄する。
知らぬ間に、震えていた。

(本文より)



一冊まるまる序章。
物語の入り口は良かったのに、段々パワーダウンしていくのが残念。
最初っから続き物を書こう、っていうのが見え見えなのは嫌いだ。
キャラクターにもあんまり魅力がないし、改行の仕方も違和感ある。

次作も文庫化予定があるけど、それを読んでみて、シリーズ最後まで読むか決めよう。
今作の中盤くらいまでの面白さなら、確実に「買い」なんだがなぁ…。
EDIT  |  23:09 |  その他(活字)  | Top↑

木島日記 

木島日記 (角川文庫) 木島日記 (角川文庫)
大塚 英志 (2003/03)
角川書店
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「あなたがそんな真似をするなんて意外ね」
アーヴィング女史がちらりと木島を見て言う。
「君がその青年に情けをかけた方がずっと意外さ」
木島が言う。

(本文より)



久し振りに再読した『木島日記』
『木島日記』は全6話の連作短編集。
俺は第1話の「死者の書」がお気に入り。
木島と月の話が強烈なインパクト。
やっぱり、オカルトは面白い。

しかし、フィクションと分かっていても、「折口信夫ってこういう人だったんだ…」って思ってしまうんだよなぁw
ああ、大塚英志の思う壺だ…。
EDIT  |  22:42 |  その他(活字)  | Top↑
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