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工学部・水柿助教授の逡巡 

工学部・水柿助教授の逡巡
森 博嗣 (2007/10/10)
幻冬舎

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ま、いろいろあるけれど、
何が大切なのかさえ忘れなければ、
きっと大丈夫だろう。

(本文より)



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EDIT  |  23:24 |  森博嗣  | Top↑

地球儀のスライス 

地球儀のスライス (講談社文庫)地球儀のスライス
森 博嗣 (2002/03/15)
講談社

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「それじゃあ、これっきりってわけか」
別れの言葉は、それだけだった。それ以上でも、それ以下でも未練が残っただろう。だから、最適だったといえる。清文も、彼女のその一言で必要にして充分だと感じたし、思わず微笑んで別れることができた。自分が意外に大人だったことにも気がついた。

(「小鳥の恩返し」より)



<収録>
「小鳥の恩返し」
「片方のピアス」
「素敵な日記」
「僕に似た人」
「石塔の屋根飾り」
「マン島の蒸気鉄道」
「有限要素魔法」
「河童」
「気さくなお人形、19歳」
「僕は秋子に借りがある」
EDIT  |  13:39 |  森博嗣  | Top↑

ZOKUDAM 

ZOKUDAM (光文社文庫)ZOKUDAM
森 博嗣 (2010/01/13)
光文社

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「現実と比較しちゃいけない。現実には正義もなければ、悪事もない。だから、正悪のカラーを出したかったら、それなりの仁義を守らないとね。越えてはいけない一線がある。それを越えたら、いずれのアイデンティティも薄れてしまう。それこそ僕たちが最も怖れていることなんだ」

(第3話「想定される困難のために」より)



EDIT  |  12:22 |  森博嗣  | Top↑

レタス・フライ 

レタス・フライ (講談社文庫)レタス・フライ
森 博嗣 (2009/03/13)
講談社

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「なんか釈然としませんよね」加部谷は呟く。
「まあ、こんなものでしょう」西之園は微笑んだ。「現実っていうのは、常に釈然としないかも。あぁ、これって、犀川先生入ってるなあ……」

(「刀之津診療所の怪」より)



ふむ、悪くない短編集だ。
『ラジオの似合う夜』『檻とプリズム』『刀之津診療所の怪』『ライ麦畑で増幅して』が好き。
でも、他のシリーズを読んでいないと、もやもやしたモノが残るかもしれないな。
まぁ、読んでいても、そうなることが多いのが森博嗣の作品だがw

日常の中に面白い事や不思議な事ってのは、たくさんある。…あると思いたい。
でも、それに気付かずに、素通りしてしまう事も往々にしてある。
それって、凄く勿体無い事だし、寂しい。
面白そう!不思議だ!と思って近付いて、接してみると、案外何でもない事だなぁってのもあるけどw

何故だろう、この短編集を読んで、ふとそう思った。
面白い事や不思議な事を、あっさりとスルーしないように。
そして、結果的に詰まらない事だとしても、楽しいと思える部分を見付けられるようになりたいね。
EDIT  |  16:17 |  森博嗣  | Top↑

幻惑の死と使途 

幻惑の死と使途幻惑の死と使途
森 博嗣 (2000/11/15)
講談社

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「大人になるほど、こんな素敵は少なくなる。努力して探し回らないと見つからない。このまえ、君は、科学がただの記号だって言ったけど、そのとおりなんだ。記号を覚え、数式を組み立てることによって、僕らは大好きだった不思議を排除する。何故だろう?そうしないと、新しい不思議が見つからないからさ。探し回って、たまに少し素敵な不思議を見つけては、また、そいつらを一つずつ消していくんだ。もっともっと凄い不思議に出会えると信じてね……。でも、記号なんて、金魚すくいの紙の網みたいにさ、きっと、いつかは破れてしまうんだろう。たぶん、それを心のどこかで期待している。金魚すくいをする子供だって、最初から網が破れることを知っているんだよ」

(本文より)



引用が長くなってしまったw

S&Mシリーズ、第6作目。
第7作目の『夏のレプリカ』と同時に発生した事件がメイン。
だから、『幻惑の死と使途』には奇数章しか存在せず、偶数章は『夏のレプリカ』に。
ほんと、森博嗣の発想にはやられるw

今巻では“イリュージョン”を扱っている。
僕は特に興味は無いが、イリュージョンやマジックの番組があると見る。
別に、トリックを暴こうとかいう気持ちではなく、単純に不思議だからだ。
分からない。だが、分からないからこそ面白い。
この分からないという感覚は、犀川先生の言うように、貴重になりつつある。
例え分からないことがあっても、誰かに尋ねたり、ネットを使えば分かるからだ。
大人になるってのは、こういう面白さが少なくなってくるよなぁ。
大人になってから過ごす時間の方が長いのに、何かつまんねぇよ。

まぁ、一番身近に“自分”という分からない存在が居るには居るんだけどw
EDIT  |  01:50 |  森博嗣  | Top↑

虚空の逆マトリクス 

虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) (講談社文庫)虚空の逆マトリクス
森 博嗣 (2006/07/12)
講談社

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「正直じゃないよな」喜多は小声で言う。
「嘘の方が価値がある、という場合もある」犀川は応えた。

(「いつ入れ替わった?」より)



森博嗣の短編の読後感が好き。

最近、“S&Mシリーズ”を再読している所為か、「いつ入れ替わった?」のラストに驚き。
犀川先生が萌絵に教育されつつあるな、とw
もちろん、萌絵の方が犀川先生の影響を受けているけど。

スピンオフだけでなく、他の作品も良作。
SF、ホラー、コミカルなミステリィなどなど。
森博嗣のマニアックさが存分に出ているんだよなぁ。

すっきりした終わりから、後味の悪いモノまで。
色んな読後感を味わえる短編集。


<収録>
「トロイの木馬」
「赤いドレスのメアリィ」
「不良探偵」
「話好きのタクシードライバ」
「ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)」
「探偵の孤影」
「いつ入れ替わった?」
EDIT  |  22:54 |  森博嗣  | Top↑

ZOKU 

ZOKU (文庫)ZOKU
森 博嗣 (2006/10/12)
光文社

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しかし、
なんでもないことだが、見方によって、
面白くも、楽しくも、
そして恐ろしくも見えてくる。
勝手に思い込んでいることが、実に多い。
人は、自分勝手に空想し、
勝手に驚き、
勝手に喜ぶ。
そういう生きものなのだ。

(第五話「おめがねにかなった色メガネ」より)



スケールは大きいんだけど、どこか小さく感じてしまうお話w

森博嗣の作家としての“幅”は、やっぱり広いなぁと再認識。
このシリーズは、めっちゃ楽しんで書いてんだろうなぁ、と感じるw

正義の味方と悪の組織の攻防が物語の軸。
…なんだけど、悪の組織の行為が、如何せんしょぼいw
その“しょぼさ”は狙ってる(≒犯罪行為ではない)のが、またこそばゆい。
だからこそ、単純な勧善懲悪な物語ではない。
ひどく個人的な理由過ぎて、読む人によっては失笑モノかもしれないw
俺はそういうのは好きじゃないが、所々に散りばめられている“森節”が好きなので、そんなに気にはならない。

京極夏彦の『どすこい。』の読後感に相通ずるモノがある。
まぁ、『どすこい。』程腹は立たなかったけど。


<収録>
「ちょっとどきどき」
「苦手な女・芸術の秋」
「笑いあり 涙なし」
「当たらずといえども遠からず」
「おめがねにかなった色メガネ」
EDIT  |  22:42 |  森博嗣  | Top↑

まどろみ消去 

まどろみ消去―MISSING UNDER THE MISTLETOE (講談社文庫)まどろみ消去
森 博嗣 (2000/07/15)
講談社

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「王道って、学問に王道なしの王道ですか?」
「違う、まったく反対だ。ロイヤルロードの意味じゃない。覇道と言うべきかな。僕は、王道という言葉が好きだから、悪い意味には絶対使わないよ。学問には王道しかない」

(「キシマ先生の静かな生活」より)



珠玉の短編集。
森博嗣の短編集は何作か読んだが、僕はこの『まどろみ消去』が一番好きだ。
当時、大学生だった僕は、犀川先生に憧れ、そしてキシマ先生にも憧れた。

“S&Mシリーズ”はもう既に有名で、この短編集にも犀川先生や萌絵も登場する。
それでも僕は、キシマ先生の話がとにかく好きだ。
色恋の話が絶妙なスパイスとして効いているのがたまらない。
「大学」という少し変わった世界の、変わった先生(大学内では普通だけど)がいる世界。
同じく大学の空気を吸っていた僕に、大学の違った面を見せられたような感覚を覚えた。

久し振りに読み返すと、大学に戻りたいって、ほんの少しだけ思うね。


<収録>
「虚空の黙禱者」
「純白の女」
「彼女の迷宮」
「真夜中の悲鳴」
「やさしい恋人へ僕から」
「ミステリィ対戦の前夜」
「誰もいなくなった」
「何をするためにきたのか」
「悩める刑事」
「心の法則」
「キシマ先生の静かな生活」
EDIT  |  17:40 |  森博嗣  | Top↑

封印再度 

封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)封印再度
森 博嗣 (2000/03/15)
講談社

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彼女は微笑んだ。
ぞっとするほど美しい、勝利の微笑だった。
それは、もう完成している美、なのだろうか?

(本文より)



封印再度。who inside.
森博嗣がタイトルをまず考えて、物語を創造していくってのがよく分かるなぁ。
しかも、英語の方で。※ソースは忘れた

今回は萌絵が嫌いな俺でも、萌絵gjと言わざるを得ない。
あんな犀川先生を見られるなんて…。
犀川先生の引き立て役として認めた一冊だわ。

今作はミステリィで味付けされた、愛の物語。
勿論、犀川先生と萌絵だけの物語ではない。
あの夫婦の愛は歪んでる…というか“欠けて”いるのか。
その要素が完璧なモノと昇華させている。と思う。
僕には分からない。多分、こういう考え方、経験は出来ないんだろうなぁ。
EDIT  |  23:12 |  森博嗣  | Top↑

詩的私的ジャック 

詩的私的ジャック詩的私的ジャック
森 博嗣 (1999/11/15)
講談社

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僕はサインを残すだけ
君はそのまま眠るだけ
You can't awake forever
Response can't come ever
It's just private
And I get out the gate
すべて、素敵なイーコールのために

(本文より)



ますますミステリィ要素が薄れていくねぇ。

重たいテーマなんだが、そう感じさせない森博嗣の文章。
まぁ、これを“重たい”と感じる僕自身、広い意味での常識が森博嗣の思考に追いついていない。
自由という名の不自由というか、二律背反する事項は、一方の概念が存在しないと存在出来ない。
自由を感じるのは、不自由を知っているから。逆もまた然り。
っつーか、僕が言いたいことは、解説の菅聡子が書いているけど。

S&Mシリーズは、当初5部作で終わる予定だったらしい。
確かに、4部目である『詩的私的ジャック』を読むと気付く。
少しずつ、萌絵が犀川との関係をはっきりしたものにしようとしている。
想いは言葉にしないと伝わらない。
その通りなんだが、それが中々難しいんだよなぁ…。
EDIT  |  21:17 |  森博嗣  | Top↑
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