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水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪 

水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪 (講談社文庫 さ 87-3)水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪 (講談社文庫 さ 87-3)
佐藤 友哉 (2008/04/15)
講談社

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「それじゃあ、過去を引き戻すとしようか」

(本文より)



“鏡家サーガ”第三作目。お祭り騒ぎは、もうお終い。

前々作、前作と続いた、“鏡家サーガ”シリーズ。
今作は、以前のシリーズとは一味違う。
暗澹たる雰囲気、鬱々とした展開。
そこから導かれる物語に、馬鹿げた世界は存在しない。

ノベルス版を読了した時も思ったが、文章は格段に巧くなっている。
3つの物語が1つになった時、ある種のカタルシスを感じた。
“鏡家サーガ”の最高傑作。
まぁ、一番好きなのは『フリッカー式』だけどw
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EDIT  |  06:31 |  佐藤友哉  | Top↑

エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室 

エナメルを塗った魂の比重<鏡稜子ときせかえ密室> (講談社文庫)エナメルを塗った魂の比重<鏡稜子ときせかえ密室> (講談社文庫)
佐藤 友哉 (2007/09/14)
講談社

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気が狂ってるのはこっちの方なのかもしれないと、八秒間だけ思った。

(本文より)



“鏡家サーガ”第2弾。

濃い。
でも、サブタイトルにある「きせかえ」の通り、登場人物にある程度代用がきく。
まぁ、その解釈は人それぞれ(嫌な言葉だ)だけどね。

人食い、越すプレ、いじめ、予言。
幾つもの物語が交錯し、あるべき場所に辿り着くのは前作同様。
時間軸的には、前作よりも以前の話なので、『フリッカー式』の補完も少しある。
今作の主人公(まぁ、そう言ってもいいじゃん)である、鏡稜子の動機とかね。

本質の表層(エナメル、かな)を剥がせば、そこには暗黒の闇がある、ってこと。
今作では、そのエナメルをたっぷりと味わいつつも、底知れぬ闇を感じることのできる一作。


【蛇足】
“鏡家サーガ”の第3弾の文庫版も本日発売だし、早めに購入しようっと。
EDIT  |  13:14 |  佐藤友哉  | Top↑

フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 

フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫 (さ87-1))フリッカー式 <鏡公彦にうってつけの殺人 > (講談社文庫 (さ87-1))
佐藤 友哉 (2007/03/15)
講談社

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あいつ等が、
佐奈を壊した。
佐奈を佐奈を。
佐奈を佐奈を。
殺意が完成した。
簡単ですね。

(本文より)



今月に『水没ピアノ』が文庫化するので、『フリッカー式』を読み返した。
やっぱり面白ぇわ。

公彦は復讐相手の家族を拉致ったものの、中々次の行為に及ばない。
その葛藤、苦悩、疑問。
そういう感情が生々しく伝わってくる。

が、そんな公彦の物語も、大きな“流れ”から見たら、所詮ただの1ピース。
物語が収束(解消、というすっきりしたモノは得られないが)していくにつれ、
どんどん伏線が回収され、それぞれの思惑が現れてくる。

「件(くだん)」というモノが、物語の根幹にあるが、それも結局は後付けにしか感じない。
やっぱり、これは公彦の物語だから。
たとえ、それが誰かの手の上で踊らされていたとしても。
だって、踊ることを決めたのは、公彦自身なのだから。
EDIT  |  11:56 |  佐藤友哉  | Top↑

世界の終わりの終わり 

世界の終わりの終わり 世界の終わりの終わり
佐藤 友哉 (2007/09)
角川書店

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青春という青春を地獄の業火で焼きつくし、
才能という才能が絶望の獄火で燃え終わり、
最後という最後に勝利の聖火で世界を行進。
すばらしく最悪ながらも美しき世界の更新。

(本文より)



“作家”という夢を叶えたが、講談社からはクビを宣告され、他の出版社からも依頼がない状態。
バイトでパンをこねこねこねこねする日々。
しかし、脳内妹と「影」が主人公を支える。

主人公はこの状態を脱却せんが為に、北海道を抜け出し上京。
しかし、全く上手くいかず。

結局、北海道に帰る。
そして、「再会」した脳内妹の“お兄ちゃん再生計画”に参加するのだが…。


うん、私小説(っぽい)のを書かせたら一番だな、やっぱw
しかし、『クリスマス・テロル』を書いたユヤタンだとは思えないな。
素直に「おめでとう!」というべきなのかな…ここは。
でも、「鏡家サーガ」を出すまで、その言葉はお預け。

『世界の終わりの終わり』は一発一発は良いパンチ出してるし、結末まで綺麗にまとまってる。
でも、何か物足りないんだよなぁ。
こういう作品も好きだけど、「鏡家サーガ」のようなインパクトが欲しかったな。

まぁ、新刊を読めるというだけで喜ぶべきなのかなぁw
後、『灰色のダイエットコカコーラ』を読み返したくなったな。
森博嗣の新刊を読み終えたら(まだ買ってないけど)読もうっと。
EDIT  |  21:10 |  佐藤友哉  | Top↑
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